制御工学博士の日常+備忘録

ようやく制御工学で博士を手に入れたので真っ当な人間になるべく研究以外の事とか色々と備忘録的にやっていく。そんな感じ

Virtual Conferenceに向けた発表動画作成ツールを色々使ってみた感想

今月は忙しさがピークだったため毎週更新が途絶えてしまいまして2週間ぶりの投稿です。

 

最近国際会議の準備や研究費申請書作りなど色々なものが重なってしまい、やりたいことが思うように進められない月になっています。

しかしながら、今回は国際会議に関連した内容になります。

 

さて、コロナウイルスの影響によって国際会議で海外に行くことができなくなりました。この流れは数年は続くんじゃないかと思ったりしています。

当然学会も海外に行けないので、中止になる学会もあれば、今回私が投稿した国際会議のようにVirtual Conferenceになるパターンもありました。

 

ここで、問題になったのが、Virtual Conferenceの発表方法です。調べて見ると発表動画を取って事前にアップロードするようになっていました。

ということで、色々と発表動画の作成方法について今回は試したのでそちらの紹介をしたいと思います。

 

 

 

試した発表動画作成ツール

試したのは3種類です。

  1. Microsoft power point内の録画
  2. Zoomでレコーディングする方法
  3. Loomで録画する方法

Microsoft power point内の録画

パワーポイントに関しては下記画像の「スライドショーの記録」を押すと発表資料で動画を取ることができます。なので、発表資料を作ったらそのまま「スライドショーの記録」を押して実際に自分の音声を入れながら発表練習を通せば無事発表動画が完成します。

あとは、MP4に変換して発表動画を保存すればOKです。

MP4の保存については下記リンクを参照してくれたら大丈夫です。

プレゼンテーションをビデオに変換する - PowerPoint

 

※パワーポイントの欠点は発表者ツールを使って録画できなくなってしまう点です。私のように英語や発表が苦手な人はある程度原稿を作って発表練習に臨むと思います。特に、時間が足りないときは、原稿を一部読みながら発表資料動画を取りたい思います。今回は練習時間が足りず原稿を読みたかったので、パワーポイントによる録画は使えませんでした。

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パワーポイントの動画作成

Zoomでレコーディングする方法

続いてZoomでやる方法です。こちらはリモートワークが主流になってから、現在爆発的に利用者が増えているツールですね。こちらも一人で会議部屋を作成してレコーディングを行うことができます。

簡単に手順について紹介したいと思います。

  1. ZoomアカウントでZoomを起動
  2. 新規ミーティングを開始
  3. パワーポイントの発表資料を開いておく
  4. Zoom内のレコーディングボタンを押して録画開始
  5. パワーポイントの発表資料で発表練習
  6. 発表練習が終了後にレコーディングを終了する

以上の流れになっています。

 

詳細は下記リンクがお勧めです。

Web会議ツール「Zoom」の録画機能はどう使う?会議の記録、参加できなかった人に内容を共有する方法|@DIME アットダイム

 

※ただし、Zoomには欠点があります。回線次第かもしれませんが、発表資料を動かしているときにパワーポイント上でレーザーポインタをマウスで使用できる設定が有ります。

これを使ってZoom録画をするとレーザーポインタのカーソルにラグが発生してしまい、うまくレーザーポインタをさすことができませんでした。

なので、レーザーポインタを使う場合には注意が必要になるかもしれません。

もちろん回線の速さやZoomの設定にも依存すると思うので要検証ですが、今回は国際会議の発表資料動画投稿締切上、確認はしていません。

Loomで録画する方法

続いてLoomです。研究室の後輩が別の国際会議で発表資料動画を作成していたのですが、そちらはLoomを推奨していたので、今回は別の国際会議にならい試してみることにしました。

 

結論から言うとLoomが圧倒的に便利であることが分かりました。

Loomは全て英語表記なので、英語が苦手な方には難易度が多少上がりますが、使い方が分かれば圧倒的に便利になります。

手順は簡単ですが一応まとめておきます。

  1. Loomアカウントでログイン
  2. My Videosの画面上で「New Video」をクリック
  3. Screen+Cam, Screen Only, Cam Onlyのいずれかを選んで「Start Recording」をクリック
  4. パワーポイントを開いて発表練習(Loomで録画される)
  5. 発表練習終了後、Loom録画を停止
  6. 自動的に録画データがMy Videosに保存される。

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Loomの録画画面と録画後のデータ

※一つ注意点なのは、保存した画面を全て移すには動画をフルスクリーンで見ないといけないという点です。それ以外はまったく問題ありませんでした。Loomを使えば、色々なアプリだったりMatlabの使い方など、動画でマニュアルと作れたりするので、もし授業資料等を作るような機会があるならとても便利だなと思いました。

 

これからはLoomを利用して動画を作ってみたいと思います。

 

 

動画の圧縮について

最後に、発表動画を作成した後、投稿先によっては動画のデータサイズが大きくなってしまう時があります。私の場合、80MBの制限に対して129MBだったので、圧縮をすることにしました。

圧縮には「VideoSmaller」というWeb上のサイトを利用することにしました。ここを使ったおかげで129MB⇒28MBまで圧縮されました。

下記リンクを貼っておきます。

動画のファイルサイズをオンラインで小さくする、動画をオンラインで圧縮する (MP4, AVI, MOV, MPEG) | VideoSmaller

 

結論:お勧めのツール

使ってみた感じ一番良かったのは「Loom」でした。

コロナウィルスの影響で急速にオンライン化が進む中、今回は発表資料動画作成で実際に使ってみた感想と個人的なお勧めのツールを紹介しました。

Loomは英語表記ですが、特に操作に困ることなく簡単に使用することができたので、発表動画作成にお困りの方は試してみると良いかもしれません。

 

今後はコロナウイルスが収束してもオンライン化が進むでしょうね。

それでは。