制御工学博士の日常+備忘録

ようやく制御工学で博士を手に入れたので真っ当な人間になるべく研究以外の事とか色々と備忘録的にやっていく。そんな感じ

6000円台で購入した安価な直流安定化電源を使用してみた感想

今回は安価な直流安定化電源を購入したので、その使用感についてまとめておきたいと思います。

 

購入した物

 購入物はAmazon.co.jpにて購入いたしました。

 

特徴

性能としてはリンク先にも書いてありますが、下記に簡単に箇条書きします。

  • 0~30V, 0~5A
  • CC, CV制限付
  • 6088円(2020/10/10現在)

 

ブレッドボード工作による回路試験やその他回路試験で使用を検討していたので、この価格でこの機能はかなり安いなと思いました。

 

実際に購入して受け取った時に驚いたのは重量がかなり少なく

「軽い!」

という印象でした。

 

説明を見たら1.73kgほどしかないとか。昔高専で使用していたKENWOODの直流安定化電源は重かったのでこんなに軽量なものがあるのかという感想です。

 

ただし、今回の物は価格が安いというのもあるので高価な直流安定化電源を購入した場合にはどうなのかはわかりません。また性能も色々とあると思うので、今回はこの6000円程の直流安定化電源の性能についてテスタで確認したので以降でメモしていきたいと思います。

 

 

テスタによる電圧、電流の確認

確認項目は以下の通りです。

  1. テスタで電圧測定
  2. テスタで電流測定
  3. 電流設定時の直流安定化電源側のモニタ機能の確認

※確認試験で使用したテスタについては最後にリンクを貼っておきます。

1.テスタで電圧測定

まず、適当に電圧調整つまみを回して1.6Vに設定し、端子間をテスタで測定しました。

結果は以下の写真に示す通り、問題なく電圧が出力されていました。

 

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2. テスタで電流測定

次に、テスタの電流計を直流安定化電源の端子の+と-の間に直列接続されるように接続し、測定しました。

こちらも当然ながら正しく電流値が出力されていることが確認できました。

商品なので当然と言えば当然ですが。。。

しかも電圧も電力量も見えるので6000円でこれはかなり良いです。

 

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3. 電流設定時の直流安定化電源側のモニタ機能の確認

最後に直流安定化電源の電流値の設定方法について確認しました。

どうやら、直流安定化電源にある+端子と-端子を短絡(赤と黒の線を接続)すると確認できます。

 

この状態で直流安定化電源のモニタに電流値が表示されるようになりました。

短絡状態を解除すると電流値はゼロになります。

なので中身のモニタの機能は電流が流れないと電流値がモニタに表示されない機能なようです。

 

もう少し高価な直流安定化電源だとモニタには設定した電流・電圧値が表示されますが、この製品の場合は回路に電流が流れた時に電流値がモニタに表示されるということだと思います。

 

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まとめ

今回購入した直流安定化電源を触ってみましたが、6000円の価格で十分な性能があり、とても満足した買い物でした。

もちろん、細かいところでは何点か不満があります。

  • 調節つまみの調整がシビア
  • 回路に電流を流さないと電流設定値が見えない
  • 主電源側の端子(100V電源端子)が抜くときに枠がグラグラしていた(何回かやったら取れそうなのでここは一度付けたらなるべく抜かないようにしたい)。

上記項目の問題はありますが、十分電子工作や簡易試験では有用だと思いました。

 

これからDCモータ制御システム開発から色々と試していく予定なので楽しみです。

また色々と電子工作で進展があったら更新したいと思います。

 

それでは。

 

使用したテスタ