制御工学博士の日常+備忘録

ようやく制御工学で博士を手に入れたので真っ当な人間になるべく研究以外の事とか色々と備忘録的にやっていく。そんな感じ

キャッシュフローゲーム日本語版のルールについて備忘録

キャッシュフローゲーム 日本語版 Get out of the Rat Race!の遊び方、ルールを理解して一通り一人で遊んでみたので、流れについてまとめておく。

 

キャッシュフローゲームとは

キャッシュフローゲームとは「金持ち父さん貧乏父さん」の著者で有名なロバートヒロサキさん考案のボードゲームになります。

 

このゲームを通して学べることは収入=給与+不労所得, 支出=必要出費+各種ローンの中で、キャッシュフローの流れを理解し、不労所得で総支出を賄えるような資産形成を損益計算書等を用いてその感覚を掴んでいくというものです。

 

個人的な印象は「金融版人生ゲーム」です。

 

今回購入したものはこちらです。

 

 

 

 

ゲームの流れ

ゲームの流れとしては大きく分けて2つのルートからなります。

このゲームはドル($)で金額表記されており、家の間取り等も2Br/1Ba or 2/1のように表記されており、"2Br/1Ba=2ベッドルーム+1バスルームという意味になっています。

他にも色々とありますが、後述します。

 

1つ目は、ラットレース

2つ目は、ファーストトラック

 

この二つの内、初めは1つ目のラットレースから開始され、カードを切って選ばれた職業をベースに損益計算書を用いて不労所得で総支出を賄えるようにすることを第一条件としています。

 

不労所得が総支出を超えてラットレースから抜け出せたら、ファーストトラックへ移動し次のレースが始まります。

ここから先は、不労所得×100の金額をキャッシュフローと見なして、初期キャッシュフロー+$50000を達成するとゲームに勝利できます。

 

流れとしてはこれだけ、お金の仕組みを学びつつ遊ぶ金融版人生ゲームって感じだと自分の遊んだ感じでは思いました。

 

ゲームの難しいところ

取り扱い説明書が入っていますが、細かいところの「この場合の扱いってどうなるんだ?」っていうところが何点かありましたが、説明書に書いてなかったし、参考になる情報もどこにも転がってないところが最初にゲームをする上で取っつきにくいところかなと思いました。

そういうことで、今回自分が一通りプレイしてみて躓いたポイントについて備忘録として下記に記しておきます(後に少しずつ理解した分を加筆していきます)。

※ただし、これは自分で解釈したルールの扱いなので、もしかしたら本当のルールではないのかもしれませんが、わからないものはしょうがないので自分の解釈通りでまとめていきます。

 

ラットレース内のルールブックのまとめと解釈

カードの種類は主にSmall Deal, Big Deal, Market DooDadの4種類。

4種類の特徴は以下の通り。

  • Small Deal, Big Deal :不動産や株などの取引きができるカード
  • Market:不動産屋や株の価格変動に影響するカード
  • DooDad:単なる無駄使い。浪費

 

さいころマスについてはDeal, Market, Doodad, Payday, Downsized, Babyがあります。

従って、この6種類のマスに止まったら、このマスに従いカードを引いたりして行動を行うことになります。

 

さて、具体的に6つのマスについて説明します。

印に関してはルールブックに詳細の記載がなく、インターネットでも具体的な例が検索できなかったので自分の解釈で決めています。

■Deal

Dealマスでは、Small Deal or Big Dealのカードを1枚引き、それを買うか、買わないかを選択できる。この時、買わない場合に他人に譲ることができる。

また、※誰もいない場合はスルーして次の人に順番を回す(ここはルールブックに記載なし)

 

■Market

Marketマスでは、カードを1枚引き、そのカードの内容で株などの投資物に対して影響を与える。この効果は全体に反映される。

Ex) 株価変動や不動産変動が起きたときに、仮に売却が可能な際にはカードを引いた人以外も売却が可能となる。

 

■DooDad

DooDadマスでは、単純に無駄使いが発生する。このマスを踏んだら1枚カードを引き、引いたカードに書かれている内容に従って、浪費をする。

この時、貯金が無い場合はローンを組める。

このローンは破産していない場合のみ有効となる(後ほど後述)。

 

■Downsized

 Downsizedマスでは、一時的に仕事をクビになる。その際、総支出額を納めて2回休みとなる。

※払えないときはルールブックに書かれていないが、貯金をマイナスとして置いてそのまま続行しておく。ローンが組まれている状態の時もそのままマイナス計上する。(ここはルールブックに記載なし)

Ex)

  • 2回休み後に復帰してからマイナス額が回復すれば特に問題なし。
  • 2回休み後に復帰してからDoodadマスに止まってしまったらローンを組める場合はローンを組む。
  • 2回休み後に復帰し、Doodadマスでローンを組んだとして、Paydayマスでキャッシュフローがマイナスで支払えなかった場合には破産とする。

 

■Baby

Babyマスでは、赤ちゃんが1人生まれる。この時、養育費1人分を自分の支出に追加する。最大3人まで。3人以降は増えないだけなので、特に意味のないマスになる。

 

■PayDay

PayDayマスは給料日である。止まっても通り過ぎても貰える。

給料をもらい忘れて次の人の順番に行ってしまった場合はこの回の給料はなかったことになる。

 

上記6つの内最も気を付けないといけないのはDooDadとDownsizedマスなので、この二つを踏んでも耐えられそうな貯金の使い方をし、その上でDealマスでカードを買いつつ資産を増やしていくことがラットレースを抜けるコツとなる。

 

続いて、ローンについて説明していく。

■ローンを組む

ローンを組む状況はDooDadやDealマスにて購入を行う際に手持ちの貯金額が足りなかった場合に破産をしていなければ銀行から借り入れることが可能となる。

この時、※一部を支払って余りを借りるのか、あるいは全額を借りてから返済するのかは、ルールブックに記載が無いため、ここについては各個人で判断してよいこととする。(ここはルールブックに記載なし)

 

不動産購入の場合は、頭金の支払い分を銀行に借りて、この金額を返済するための利子10%を毎月払うこととなっている。

これはゲームルール上頭金は支払い済みという設定になり、利子分を毎月(Payday毎に)支払うのみになる。

 

Ex) 頭金分の銀行ローンが$5000の時、10%は$500となる。

これは$1000返済ごとに利子額の合計が$100ずつ減額されていく。

なので、銀行ローン$5000の時、2か月目で$1000返済したことになるので、翌月に支払う利子は$400に変更される。このケースにおいては10か月(Payday10回)で返済が終了する。

計算例:

1か月目 $500,

2か月目 $500 (total $1000で$100減で$400)

3か月目 $500 (total $1500)

4か月目 $500 (total $2000で$100減で$300)

5か月目 $500 (total $2500)

6か月目 $500 (total $3000で$100減で$200)

7か月目 $500 (total $3500)

8か月目 $500 (total $4000で$100減で$100)

9か月目 $500 (total $4500)

10か月目  $500 (total $5000で$100減で$0) 

となるので、支払う利子が減額されていく。他も同じように10回払いくらいでやればいいかも?

 

■破産

月々のキャッシュフローがマイナスかつ、現金がマイナスのキャッシュフロー分を支払うことができなかったときに、破産が確定する。

 

この説明を解釈すると、金銭出勤票でマイナスになったとしても、キャッシュフローがプラスであれば、破産することはない。

その前に銀行に借り入れをするので、そういうことは起きないのかもしれないが、ここら辺はゲームをしながら追々納得のいく解釈をしたいと思う。

 

現段階での解釈は、キャッシュフローがマイナスでその分をPaydayマスで支払いができなかった場合に破産が確定することとする。

 

■破産宣言後の行動

持っている資産(株や不動産)をいくつか売却し、それぞれの頭金の半分を現金として受け取る。その現金を利用してキャッシュフローをプラスにできたら破産回避できる。

できなかった場合、そのままゲームから抜ける。

 

なので、この時点でキャッシュフローがマイナスになる要素は銀行ローンがかさんでしまった場合となるはずなので、銀行ローンを減らしてキャッシュフローがプラスに転じれば、破産回避ができる。はず。

 

※復活できた場合、職業はそのまま継続できる。(ここはルールブックに記載なし)

 

ファーストトラック内のルールブックのまとめと解釈

■ファーストトラックへの移動タイミング

不労所得 > 総支出 となった場合、どのタイミングでもファーストトラックへ移行可能である。

※ファーストトラックへ移動する前に、もう少し不動産を購入し、キャッシュフローを増やしてから移動しても構わない。(ここはルールブックに記載なし)

 

■ファーストトラックを始めるとき

ファーストトラックからはめちゃくちゃ簡単である。

不労所得の$100の位を四捨五入して$1000単位で計算を行う。

 その後、$1000単位の不労所得×100がファーストトラックでのキャッシュフローDay(ラットレースでのPaydayと等価)になるので、それを利用して

ファーストトラック開始時のキャッシュフロー+$5000

を獲得できればゲームセットでその人は勝ち抜けとなる。引き続き終わっていない人はゲームを続行する。

 

 やってみた感想

キャッシュフローゲームをやってみた感想として、ゲーム自体は楽しめるが最初にルールを把握するのがとても大変に感じた。特にルールブックにも記載はないし、インターネットにも正確な遊び方、例がないのでこの点には何か理由があるのか気になるところです。

ですが、遊びながらお金の流れというのを雰囲気でも感じることができるので、面白いゲームだと思います。

 

もう少し回数を重ねてルール等の理解を深めていきたいと思います。

間違いがあった場合、改めて修正したいと思います。

 

それでは。

 

また、参考になりそうなわかりやすい記事を見つけたので、以下にリンクを張っておきます。こちらはキャッシュフローゲーム101ですが、内容は一緒なので問題ないでしょう。

キャッシュフローゲームのルール・やり方を説明書より詳しく解説します