世界2.0を読んだ感想
最近メタバースとかいう仮想空間のキーワードをよく耳にするようになった。NFTとか色々よくわからないし、とりあえず面白そうなので読んでみた。
メタバース(並行世界)と定義づけられている。
メタバースと言えば何?と聞かれると「仮想空間」とすぐに連想する。私もそう思っています。最近だと仮想通貨で利用されるブロックチェーン技術からNFTという流れも見るし、そういう話も否定派、肯定派と色々と懐疑的なことをよく言われているように感じる。
そういった話がこの本の冒頭で書かれているが、この本を読んだ一番の印象は著者の頭の良さが一般人とは別次元にいるんだなーというところ。
私自身は頭の悪い凡人なのでこういう視点の違う本を読むとちょっと刺激を受ける(良いか悪いかはわからないが。)
読んでいて面白いなと思ったのが、新しい技術で企業が勝とうと思った時に大企業だと融通が利かなくてうまくいかないというところ。ここら辺は本の内容を読んでほしいが、簡単に言えば組織が大きくなりすぎると意思決定に時間がかかりすぎて決まったころには時すでに遅し。という状況になるってことらしい。
そういう点では新しい技術はベンチャー企業が強くなってきて資金力のある企業に買収される流れが某米国企業を見るとあるのでそういうところで大手企業はうまく立ち回る必要があるんだろうなと感じる。
ここまでは前半を読んだ感想だが、著者が言うメタバースというのは並行世界ということなので、3DCG技術で新しい世界を作ってそれを使う人が増えたらそこは新しい世界ということらしい。
そう考えるとFF11のようなオンラインゲームの世界も一つのメタバースだし、最近ではフォートナイトやApexのようなゲームも同時にすごい数の接続ができるのでそこにログインしているユーザーは既にそのメタバース空間で一部の時間でも生活していることになるんだろう。
つまりメタバースという言葉は仮想空間という言葉ではなくて、新しいコミュニティで形成される世界だということなので、
起業して新しい市場や流行を作り出すのも、研究者として新しい理論を提案して研究分野を作り出すのも、1つのメタバースを作っているということなんだと思う。
新しいことをやるときは皆が懐疑的だったり否定的だったりすると、それはやる価値があると聞くがそうやって新しい分野を開拓していくことで先駆者になって結果的に新しいメタバースを作ることができるのかもしれない。
私自身もオリジナルのメタバースを作れるように頑張っていきたいと思いました。
※ここまでの感想は全て個人的な思い込みも含めたものになっているので無視してください。
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