「博士と彼女のセオリー」を見た感想
世の中には天才がいる。ホーキング放射を提唱したのがホーキング博士である。
一般相対性理論が破綻する特異点の存在を証明した特異点定理をロジャー・ペンローズと共に発表した。
一般相対性理論と量子力学を結びつけた量子重力論を提示している。この帰結として、量子効果によってブラックホールから粒子が逃げ出すというホーキング放射の存在を予想している。
タイムトラベルが不可能であるとする「時間順序保護仮説」を提唱し、過去に行くことを許容する閉じた時間線が存在するためには場のエネルギーが無限大でなくてはならないとしている。(wikiから引用)
そんな偉大な宇宙物理学者の人生を描いた作品が本作である。
ALSという難病を持ちながらも子供を持ち、また研究、宇宙の探求を続ける研究者姿勢が素晴らしいものがある。
そしてそれを支えた家族がとても素晴らしい人たちだった。人間は欲深い生き物なのでなるべく辛いことは避けるはずなのにそうしなかった家族という存在は素晴らしいものだと思わせられる。
映画の最後にホーキング博士が言った
However bad life may seem, there is always something you can do, and succeed at. While there’s life, there is hope. -Stephen Hawking, 2006
最悪だと思える人生でも、必ず何か出来ることがあるし、それを何とかやり遂げられるものなんだ。生きている限り、希望はある
ースティーヴン・ホーキング 2006年
この言葉を見るとどんなに自分がしょぼい研究者だとしても何か科学に貢献できることはあるはずだし、自分が諦めなければ少しずつでも前に進められる。と勇気を貰える。
私自身、博士(工学)を取って2年程経つが教育現場での仕事や育児に追われて中々研究も進まないし、学生と協力しようにもそこまでの育成に到達できない。
それでもそこで諦めずに初心に帰って自分の探求心の赴くまま少しずつでも研究を続けていきたい。この熱意を消さないように頑張っていきたいと思いました。
今度、ホーキング博士の本でも買って読みたいと思う。
※今回見た映画は契約しているdTVで視聴しました。
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